アイランドハンターの日常旅

自称岡山観光大使。本職は足袋で旅するアイランドハンター💕

②超速急で巡るヨクバリ!とびしま街道!~御手洗観光編~

午後は下蒲刈島で教えてもらったおすすめスポット。歴史の見える丘公園へ♪

 

展望台から見える景色。

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大崎下島といえば、みかん♪

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歩いて下っていくと「おいらん公園」と刻まれた石碑発見。

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この公園の場所には、おいらんの墓地があった。

今は違う場所に墓地は移されている。

おいらん…御手洗の発展に寄与してきた遊女。

おいらんが亡くなってもお墓に入ることのなかった時代。

おいらんのお墓があるということ、公園の名前に「おいらん」を残すことは、遊女に対する御手洗町民の敬意が感じられる。

 

御手洗港到着。

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江戸みなと町展示館でガイドさんと町あわせ。

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展示館の中には、北前船の模型があった。

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御手洗は風待汐待の港。北前船の寄港地として繁栄した。

 

 

おちょろ舟。

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御手洗の方の手作りの様。

 

北前船で全国からやってくる船人たち…

船で過ごす船人のもとへ、このおちょろ舟に乗り遊女が接待に行く。

御手洗の発展を支えたおちょろ舟なのだ。

 

 

北前船で発展した江戸時代の町‥

尾道のメインは商売、御手洗のメインは遊ぶ町‥?というイメージ❗️

 

 

江戸時代、この大雁木から船をおり、

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目の前の恵美須神社に参拝していたのだろう。

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御手洗七卿落遺跡。

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文久3年「八・一八の政変」で、三条実美ら七卿(倒幕派の公家7人)は長州に落ち延びる。

翌元治元年、長州兵が京に進軍したとき、実美たち五卿(この時は5人)も入京を企てるが、長州勢は蛤御門の変で敗北。5人は途中で引き返し、二夜をこのお屋敷で過ごしたそう。

また、この屋敷は、オランダ商館のテーレマン・パクも滞在。薩摩藩との間で鉄砲の密貿易を行ってたそうだ。

 

明治維新の影の舞台‥御手洗といっても過言ではない❗️

 

 

 

今日泊まるゲストハウス醫(クスシ)。

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少し立ち寄ってチェックイン♪

 

 

 

 

ガイドはまだまだ続く🚶‍♀️

 

 

薩摩藩船宿跡「脇屋」

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文久3年、軍備の洋式化を図る芸州藩(広島藩)は、蒸気船購入のために薩摩藩から十万両を借り、返済として米・銅・綿等を薩摩藩に渡していた。その取引場所の実際の窓口はこちらの脇屋だった。やがて長州藩との密貿易も宮島で始まり、薩長芸による三角貿易に発展した。

 

 

 

各家の軒先に一輪挿しが飾られてる。

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女性グループ「さくら部」の方々が育て活けたお花。

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かわいい🌸

 

 

大東寺。

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満舟寺の石垣。

ガイドさんから問題が出題❗️

右と左どちらが古い石垣でしょう??

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正解は…

 

 

右です!

昔の人の方が精度の高い石垣を作成。戦国時代に造られたんだったかな。

 

 

御手洗の町並み。

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若胡子屋跡。

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享保9年に藩の免許を受けた遊郭跡。

建物には屋久杉が使われており、薩摩藩との交流が分かる。

 

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全盛期、100人以上の遊女がいたという。天保以前の「諸国色里番付」には西の11 番目に御手洗の名前があった花街であった。

 

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おはぐろ伝説の主人公、おいらん「やえむらさき」のお墓。

 

おはぐろ伝説とは‥

ある時、一番人気のおいらん「やえむらさき」が支度をするためにお化粧をしていた。お付きがお歯黒の鉄漿を用意するも、お歯黒のノリが上手くいかない。苛立った「やえむらさき」は煮立った鉄漿をお付きの口に注ぎ、お付きは亡くなってしまう。

次の日から、「やえむらさき」が鏡の前に立つと、死んだお付きの姿が映り込むようになる。「やえむらさき」は四国八十八箇所巡りをしてお付きの霊を慰めたという。

 

 

旧金子家住宅。

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江戸時代、金子家が文人墨客や広島藩の要人などを接待するために建てたお屋敷。

御手洗を訪れた龍馬…金子家との関係がよくわかってないけど…歴史上の人気者は挿絵になるんだなぁ。

 

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幕末の金子家住宅で広島藩長州藩が会談、上京後の役割行動を定めた。この約定は、御手洗条約と呼ばれている。

 

 

明治維新を推進した「薩長土肥」はよく聞くけれど。

芸州(広島藩)は、倒幕前「薩長芸三藩盟約」が結ばれていたくらい、明治維新にとって重要な藩だったというのを初めて知る。

 

 

天満神社

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延喜元年、菅原道真太宰府に流される途中、この地に立ち寄った。

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「御手洗」地名の発祥の地。

菅原道真が湧き水で手を洗ったことから、「御手洗」という地名になった。

決して「おてあらい🚾」ではない。

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道真公が手を洗ったこの井戸で、私も手を洗う🙏

 

 

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天満宮の下には、お宮のトンネルが‥

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新光時計店。

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安政5年創業、日本最古の現役時計店。

プロフェッショナル仕事の流儀に出演されたくらいの腕をもつ時計屋さん。

 

乙女座。

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芝居小屋兼映画館。

今でもイベントが開催されている。

(コロナで自粛されてました)

 

高灯籠マンホール。

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町並み保存センター。

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常盤町通りにある町家はみな同じ造り。

1759年宝暦の大火後に建てられたお屋敷が立ち並ぶ。

 

建物の中には庭が。

庭には池がある。

火事が起きてもすぐ水で消せるように。

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庭の奥に蔵。大切なものを守るため。

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伊能忠敬も御手洗に泊まっている。

 

 

江戸時代の町並み。

明るいガイドさんとお別れの記念撮影!

見どころたくさん案内してくれて感謝✨

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江戸時代に栄えた御手洗の町。

時代の流れとともに、その繁栄は衰退していく。

転機は台風19号の高波高潮被害。

それがきっかけで、広大の教授が町並みの価値を見つける。

平成6年国から「重伝建地区」に選定された。

町並みに学ぶピンチはチャンス!

 

 

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豊町観光案内所でみかんジュース飲んで、お隣の豊島へ🚗

③へ続く…

(御手洗はお宿・早朝散歩編に続く…)

 

 

御手洗休憩所(豊町観光協会
https://goo.gl/maps/5YA42uou477siki7A